ベジタブルハンバーガー

梨花さんはまだ部屋着だった



オレが部屋に入ると

薄いTシャツの上にパーカーを羽織った



まだメイクもしてないのかな?

素肌が色っぽかった



夜、どこ行くんだろ…




「アレ?なんか作ってた?
いい匂いする」



「うん…」



オレはキッチンの鍋のフタを開けた



「ロールキャベツ?」



「うん…」



「おいしそう!」



梨花さんは食べていいよって言わなかった




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