「この傘、使ってください!」
黒い傘を差し出された。
気持ちは嬉しいけど…
それでは、彼が濡れてしまう。
「ありがとうございます。
でも、大丈夫です。走って帰るので。」
笑顔で返すと、彼は焦り始めた。
「貴女に濡れて欲しくありませんから!
お願いします、使ってください!」
そう強く言われる。
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