大切な芸人(ヒト)~ヒーローと始める恋の奇跡~
高校を卒業して、オレは消防士になった。
当時は何もわからず、がむしゃらに無我夢中で訓練したり、仕事に追われてた。
そんなある時、ふと家のテレビで見かけた、芸人さんに心を奪われた。
『オレもあんな人を笑わせられるような仕事がしたい』
そう思ったオレは、消防士を辞め、芸人になることを決め、大手の養成所に入った。
今まで貯めた貯金で先輩のライブに行ったりと一応、勉強も積んできた。
自分にしか出来ないお笑いをしたい!そう思うようになり色々考えては悩み、苦しんだ。
ソロを考えてたけど、同期で当時人気もそこそこ出ていた、芸人さんに誘われ、コンビを組むことになった。
オレにとってはチャンスだった。
売名と言われてもいい。どんな形でもいいから、オレを知ってる人が増えたらいい。
そんな想いで軽く引き受けた。
しばらくすると、ステージにも上げてもらえるようになった。
お客さんもそこそこ入っている。
でも、お目当ては自分じゃない…
そんなのわかってた。結局やっぱりアイツじゃん。
アイツばかり良い思いして、ファンレターも届くのはいつもアイツ宛て。。
出待ちファンまでいる。老若男女から人気を誇るアイツが何故ワザワザ売れてないオレと組んだのか、オレは未だに理解していない。
オレを嘲笑うため?
そう思ったりもした。そんなことを思う自分に腹が立つ。ひねくれてんじゃないかって。
一気に有名人になったアイツの隣にいることが辛くなり、悩んだ。
『やっぱりオレには向いてないのかな』とか
『潮時であっさり引いてアイツを解放してやるべきかな』
とか思うことはネガティブなことばかり。
なのに!!
アイツはオレに普通に接して、何も変わらない。
普通にネタ作って…何を言われても笑って交わしながら楽しんでいた。
もちろん、色々ネットで言われることはあった。
でもいつも笑顔で…
正直、少し羨ましかった。
当時は何もわからず、がむしゃらに無我夢中で訓練したり、仕事に追われてた。
そんなある時、ふと家のテレビで見かけた、芸人さんに心を奪われた。
『オレもあんな人を笑わせられるような仕事がしたい』
そう思ったオレは、消防士を辞め、芸人になることを決め、大手の養成所に入った。
今まで貯めた貯金で先輩のライブに行ったりと一応、勉強も積んできた。
自分にしか出来ないお笑いをしたい!そう思うようになり色々考えては悩み、苦しんだ。
ソロを考えてたけど、同期で当時人気もそこそこ出ていた、芸人さんに誘われ、コンビを組むことになった。
オレにとってはチャンスだった。
売名と言われてもいい。どんな形でもいいから、オレを知ってる人が増えたらいい。
そんな想いで軽く引き受けた。
しばらくすると、ステージにも上げてもらえるようになった。
お客さんもそこそこ入っている。
でも、お目当ては自分じゃない…
そんなのわかってた。結局やっぱりアイツじゃん。
アイツばかり良い思いして、ファンレターも届くのはいつもアイツ宛て。。
出待ちファンまでいる。老若男女から人気を誇るアイツが何故ワザワザ売れてないオレと組んだのか、オレは未だに理解していない。
オレを嘲笑うため?
そう思ったりもした。そんなことを思う自分に腹が立つ。ひねくれてんじゃないかって。
一気に有名人になったアイツの隣にいることが辛くなり、悩んだ。
『やっぱりオレには向いてないのかな』とか
『潮時であっさり引いてアイツを解放してやるべきかな』
とか思うことはネガティブなことばかり。
なのに!!
アイツはオレに普通に接して、何も変わらない。
普通にネタ作って…何を言われても笑って交わしながら楽しんでいた。
もちろん、色々ネットで言われることはあった。
でもいつも笑顔で…
正直、少し羨ましかった。
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