大切な芸人(ヒト)~ヒーローと始める恋の奇跡~
ライブ終わり、解散したオレはとあるバーでお酒を飲んでいた。
よく来るため、マスターと顔馴染みになり、よく、マスター相手に愚痴っていた。
長髪で髪を結んでいて、前髪がワックスでガチガチに堅められあげられている。
声のトーンも低くて渋くてカッコいい。
なんて説明していいかは分からないけど、オレが女だったらこの人を恋人にしたい!と思うほど、タイプだった。
オレはゲイじゃないけど、カッコいい人は好きなんだ。
大人で紳士的で男前、そして、聞き上手。
だからついつい喋り過ぎてしまう。
酔いが回り、さらに余計なことまで喋ってしまった。それでも優しく聞きながら、相づちをうってくれた。
数杯めかに手をかけたところ、勢いよくドアが開き、1人の男性が入ってきた。
「マスター!いつものちょうだい」と言いながら、定位置であろうカウンター席に座った。
マスターは目配せし、何かをその男性へと耳打ちし、何故かその男性はオレの横に移動してきた。
顔を上げてオレはその人を見た。
のけ反りそうなくらいビックリして、思わずフリーズしてしまった。
「良いねぇ。キミ、ナイスなリアクション!」と言われて
オレは口をパクパクさせることしか出来なかった。
なんと、その男性はオレが芸人なりたいと思ったきっかけであり、憧れる事務所の先輩、
早川そのるさんだった。
「…ハヤカワソノル…サンデスカ?」思わずカタコトになってしまったオレ。
「うん?そうだよ。よくわかったな」とあっさり認められてしまい、
自分の憧れの人が目の前にいると言うことが現実なのかわからなくなり、オレは軽く頬をつねってみた。
「本物だって~」とそのるさんが言う。
「…オレ!早川さんに憧れて会社辞めて、芸人なろうって決めたんです!」とオレが言うと、
「…どっかで見た顔だと思ってたけど、同じ事務所か?」と言われてオレは大きくうなづく。
「やっぱなぁ。ライブとかも自腹でよく来てくれてる子いるなぁ思ってたんやけど、キミやったんかいな?嬉しいわ~」と言ってくれる。
優しそうな人だった。
「で、自分…コンビかいな?」と言われて、
「あ、はい!SHINeeって言います!」とオレが言うと、
「あーあの、片方売れてるやつね!」とハッキリそのるさんに言われてしまった。
「…そんなん、わかってますよぉ~!どうせオレなんて…」と酔ってるオレは悪気無く言われた言葉にも傷ついた。
「おい!そのる。状況考えろ!」とマスターにツッコまれて、
「…すまん。悪気は無い」とそのるさんは言った。
よく来るため、マスターと顔馴染みになり、よく、マスター相手に愚痴っていた。
長髪で髪を結んでいて、前髪がワックスでガチガチに堅められあげられている。
声のトーンも低くて渋くてカッコいい。
なんて説明していいかは分からないけど、オレが女だったらこの人を恋人にしたい!と思うほど、タイプだった。
オレはゲイじゃないけど、カッコいい人は好きなんだ。
大人で紳士的で男前、そして、聞き上手。
だからついつい喋り過ぎてしまう。
酔いが回り、さらに余計なことまで喋ってしまった。それでも優しく聞きながら、相づちをうってくれた。
数杯めかに手をかけたところ、勢いよくドアが開き、1人の男性が入ってきた。
「マスター!いつものちょうだい」と言いながら、定位置であろうカウンター席に座った。
マスターは目配せし、何かをその男性へと耳打ちし、何故かその男性はオレの横に移動してきた。
顔を上げてオレはその人を見た。
のけ反りそうなくらいビックリして、思わずフリーズしてしまった。
「良いねぇ。キミ、ナイスなリアクション!」と言われて
オレは口をパクパクさせることしか出来なかった。
なんと、その男性はオレが芸人なりたいと思ったきっかけであり、憧れる事務所の先輩、
早川そのるさんだった。
「…ハヤカワソノル…サンデスカ?」思わずカタコトになってしまったオレ。
「うん?そうだよ。よくわかったな」とあっさり認められてしまい、
自分の憧れの人が目の前にいると言うことが現実なのかわからなくなり、オレは軽く頬をつねってみた。
「本物だって~」とそのるさんが言う。
「…オレ!早川さんに憧れて会社辞めて、芸人なろうって決めたんです!」とオレが言うと、
「…どっかで見た顔だと思ってたけど、同じ事務所か?」と言われてオレは大きくうなづく。
「やっぱなぁ。ライブとかも自腹でよく来てくれてる子いるなぁ思ってたんやけど、キミやったんかいな?嬉しいわ~」と言ってくれる。
優しそうな人だった。
「で、自分…コンビかいな?」と言われて、
「あ、はい!SHINeeって言います!」とオレが言うと、
「あーあの、片方売れてるやつね!」とハッキリそのるさんに言われてしまった。
「…そんなん、わかってますよぉ~!どうせオレなんて…」と酔ってるオレは悪気無く言われた言葉にも傷ついた。
「おい!そのる。状況考えろ!」とマスターにツッコまれて、
「…すまん。悪気は無い」とそのるさんは言った。