あわよくば泡になりたい
実は自分が虐めを受けていたなんて知るのは中学二年の頃。

下校途中に本人達からいきなりカミングアウトされて…


――昨日まで共に笑い合っていた友達が喋ってくれない。

私はオカシイナとも思わず普通に過ごしていた。


今から思えば思わなかったんじゃなくて、思おうとしなかったんだな。

あの子達がそんな事するはずが無いって心の中で必死に思ってた。

自分が信じていたあの子達が私を裏切るはずが無いって。
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