あわよくば泡になりたい
小学校六年生の冬のある日、今までどんなに話し掛けても無反応だった紀香が少し、反応を示したのだ。
そこからまた以前の様に喋れるようになった。
少しすると中学になる、というところで紀香と絵里香が中学受験すると言い出した。
私は二人が大好きだった、だから着いていった。
――私も紀香と絵里香と一緒の学校を受験したのだ――
正直受験勉強なんてしていなかったし、その学校がミッションスクールだなんて知りもしなかった。
受験は学力テストと作文、面接だった。
受かればいーや、ぐらいに思っていたのだが、何と私は結構な倍率をくぐり抜けてしまったのだ。
郵便で結果が返ってこれば、合格の二文字。
嬉しさ半分、驚き半分、私は何とも言えない気持ちになった。
そこからまた以前の様に喋れるようになった。
少しすると中学になる、というところで紀香と絵里香が中学受験すると言い出した。
私は二人が大好きだった、だから着いていった。
――私も紀香と絵里香と一緒の学校を受験したのだ――
正直受験勉強なんてしていなかったし、その学校がミッションスクールだなんて知りもしなかった。
受験は学力テストと作文、面接だった。
受かればいーや、ぐらいに思っていたのだが、何と私は結構な倍率をくぐり抜けてしまったのだ。
郵便で結果が返ってこれば、合格の二文字。
嬉しさ半分、驚き半分、私は何とも言えない気持ちになった。