好きと掟の間に


…あたしの好きって気持ちは

また膨らんだ。


なんか遠くから見ていた時とは全然イメージが違って


凄く可愛らしく思うのが今の気持ち。







「なあ、プリ撮る?」


え…


「撮っていーの…?」


「当たり前。」



そう言って、
あたしの手をまたもや引っ張った。



強引だなあ、

嬉しいけど…。








2人で撮るポーズは

どれもふざけたものばかり。


まあ別に楽しいから気にはしてなかったけど、


最後の1枚って時に

すっと和広君があたしの後ろに回った。




「え…?」


「いーから!」


『3・2・1、カシャッ!』









後ろから抱き付かれた。


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