好きと掟の間に


「…ねえ、今から会える?」


『え?あ…うん。

どこで?』



「南高の近くの桜木公園知ってる?」


『うん、結構近い。』



「じゃあ30分後にそこに。」



『分かった。』






今は

とにかく会いたかった。


責めるつもりじゃなかった彼を

いつの間にか責めていたあたし。


和広君はあたしのことを思ってくれていた。


ホントに…


思ってくれていたんだ…


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