好きと掟の間に


更衣室で着替え、

スパイク持ってドアを開けると


彼にばったり。



とっさの出来事で


つい
「あ…ども…」


2人とも頭を下げてしまった。


まぁそれがちょっとツボにはまったこともあったが、


あたしはもっと面白いことに気付いた。



いや面白いというか…

嬉しいかな?



「スパイク…同じですね。」


彼の左手に下げられたスパイク

あたしと同じ

ミズノの青のエナメル。



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