トップリーガーの恋②~おまえの未来にトライする~
「会社にも問い合わせの電話やメールが、マスコミやファンから来てる。これ以上、周りに迷惑を掛けないように、すぐに会見を開こう」

「わかりました。チームの判断なら従います」
湊斗は、自分の人気を過小評価していたのだ。

野球やサッカーに比べると、ラグビーへの関心はまだまだだが、日本大会へ向け確実にファンは増えている。

ラグビーはわからなくても、湊斗の容姿でアイドル的存在の様に追いかけるファンも少なくない。

横では、湊斗の話し声で起きた澪も不安げな目で電話中の湊斗を見守っている。

電話から漏れ聞こえるマネージャーの声で大体の内容は理解できた。

テレビを見て確認しようと、通話中の湊斗をベッドに残し澪はリビングに向かった。



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