トップリーガーの恋②~おまえの未来にトライする~
次は、澪に掛ける。

「もしもし?湊斗??」
不思議に思うのも無理はない。さっき家を出たばかりだ。

「澪、マンションの外にマスコミがいた。柳田さんに対応をお願いしたんだけど、今日はまだ状況がわからないから、夜勤に出掛ける時はタクシーにしてくれないか?コンシェルジュに連絡をしたら手配してくれるそうだ」

「大袈裟な気もするけど、湊斗が安心するなら、今日はそうする」

「助かる。ありがとう。この後、バタバタして連絡出来ないと思うけど、何かあればメッセージを残しておいてくれ」

「わかった。頑張ってね」

「ありがとう!澪愛してる」
と言うだけ言って、一方的に切れた電話。
澪は、ひとり赤面するのだった。

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