トップリーガーの恋②~おまえの未来にトライする~
微睡み(まどろみ)から目覚めた湊斗。

夜勤の後、疲れている澪を連れだし、今も無理をさせた気がするが、澪と居るだけで癒される。
綺麗な寝顔を見ながら幸せに浸る。

あまりに凝視していたからか、澪が目覚めた様だ。

「みなと~、おきてたの?」まだ寝惚け眼(ねぼけまなこ)で可愛い。

「ああ、澪を見てた」

「はずかしい~」

「澪、目覚めたなら露天風呂に入ろう!」

「湊斗なんか嬉しそう」

「澪と入るの楽しみにしてたんだ」いつものカッコイイ湊斗と違い、今日は子供みたいで可愛い。

「湊斗先に入ってて」

と先に入ってもらい、躰にバスタオルを巻きつけ露天風呂に向かう澪だった。

富士山の見える絶好のロケーション。日の入りの近づく富士は何とも幻想的だ。

ふたりは、富士山に沈んでいく太陽を見続ける。
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