トップリーガーの恋②～おまえの未来にトライする～
リーグ後半戦
湊斗が帰った3日後、ゆっくり休む間もなくトップリーグ後半が始まった。

ブルーナイツのホームの試合は2試合しかない。
貴重な試合を肌で感じるため、澪と理桜は、休みをとっていた。

昨年までは、簡単に取れたチケットも中々取れない状況だ。

しかも、ブルーナイツには日本代表候補が5人もいる。

ラグビー観戦初心者や最近選手を知ったばかりの人も含め、沢山の人で溢れている。

入場者の行列が出来ている。

グッズ販売にも行列。

数少ない当日券を求めて並んでいる人達もいる。

澪と理桜も、こんな状況は初めてだ。

しかも、若い女の子はアイドルのコンサートの様な手作りのうちわまで持っている。

しかも、『湊斗love』や『颯斗好き』などの言葉が並ぶ。

「「…。」」言葉をなくすふたり。
応援してもらえるのは嬉しいが複雑な心境だ。

目立ちたくない澪と理桜は、試合が見れたらいいので、最後の方で入場する事にした。



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