トップリーガーの恋②~おまえの未来にトライする~
ふたりは日勤を終え、買い物をして澪の住むマンションへ。

「澪さん、何回来ても慣れないです」

「確かに。私も未だにここに住んでる事が夢みたいだよ」

「豪華過ぎです」

「確かに。あっ、柳田さんとお話してるの奈々さんじゃない?」コンシェルジュカウンターの前には奈々の姿。

「ホントだ~いつ見ても綺麗ですね」と喋りながら入口に向かうふたり。


「お帰りなさいませ」と柳田さんの言葉に振り向く奈々。

「きゃ~澪ちゃんに理桜ちゃん。お久しぶり」

「「お久しぶりです」」

「お仕事帰り?」

「そうなんです。日勤が一緒だったので帰りに誘って連れて来ました」

「お疲れ様。今から夕食?」

「はい。買い物して帰って来ました」

「楽しそうね」

「良かったら奈々さんも来ませんか?」澪の言葉に横で理桜が頭を縦に振っている。

「えっ、いいの?今日は、蓮が家にいるから後で少しお邪魔しようかしら」

「「ぜひ」」

やっと、理桜の顔にも笑顔が浮かんでいる。


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