トップリーガーの恋②~おまえの未来にトライする~
「練習が終わって、連絡をくれたんです。少しでも声を聞けた喜びでテンションが上がってたんですけど…。後ろで『颯斗早く~』と甘えたような女性の颯斗を呼ぶ声が聞こえて、颯斗がスタッフが呼んでるからまたって切ったんです。澪さんや奈々さんならわかってくれるかもですが、明らかにその女性の声が、颯斗に気があって電話中とわかっててわざと呼んだのが伝わってきて…。颯斗はきっと何とも思ってないか気づいてないと思うんですが、中々会えなくて連絡すら出来ないのに、颯斗に気がある女性スタッフが近くにいると思うと憂鬱で」
ふたりは、溜息をつく。
澪は、『颯斗さん何やってるの!』と心の中で叫ぶ。
「理桜ちゃん、辛かったね。そう言う時は、ひとりで落ち込まないで澪ちゃんに愚痴りなさい。悩んでたら悪い方にしか考えられないわよ。文句でも言ってスッキリしたら、案外冷静に物事を考えられるものよ」とアドバイスしてくれる奈々。
ふたりは、溜息をつく。
澪は、『颯斗さん何やってるの!』と心の中で叫ぶ。
「理桜ちゃん、辛かったね。そう言う時は、ひとりで落ち込まないで澪ちゃんに愚痴りなさい。悩んでたら悪い方にしか考えられないわよ。文句でも言ってスッキリしたら、案外冷静に物事を考えられるものよ」とアドバイスしてくれる奈々。