トップリーガーの恋②~おまえの未来にトライする~
「そうですね!今、聞いてもらって少し冷静になりました。きっと、颯斗は何とも思ってないと思います」

「私もそう思う。だって、理桜ちゃんの事しか見えてないもの。でも、会えないなかで不安に思うわよね。ゴメンね。気づいてあげられなくて。理桜ちゃんが元気がないと凄く心配になるから、もっともっと頼ってね」

「はい!」やっと理桜の顔に笑顔が戻る。

普段なら、澪はチームの事など湊斗に聞くことはないが、次連絡があったらそのスタッフの事を聞き出そうと思った。

その後は、他愛も無い話で夜遅くまで盛り上がる3人だった。

澪と理桜のスマホは忘れ去られ、電話を掛けた湊斗と颯斗がヤキモキしている事など全く気づかなかったのだ…

颯斗にはいい薬になった事だろう。

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