トップリーガーの恋②~おまえの未来にトライする~
そんなある日、日勤が重なった澪と理桜。

だが、澪に元気がない。

「澪さん、何かありましたか?」

「え?」

「朝から顔色が悪い気が…。」

「そう?少しだけ疲れ気味なのかな」

「無理しないで下さいね」

「ありがとう」と話したのがお昼前。

夕方、日勤も終わろうとしている時間、病棟の廊下の端で蹲る(うずくまる)澪。

見つけた同僚の慌てた声。
「澪さん、澪さん」冷や汗をかいている。

弱々しい声で、
「大丈夫。ちょっと目眩がしただけだから」

「とにかくナースステーションまで戻りましょう」

そこに、理桜が通りかかった。

「??澪さんどうしたんですか?」

「目眩がしたらしく、そこで蹲っていたんです」

「とにかく戻って横になってもらおう」

近くにあった車椅子に乗せられナースステーションに戻った。

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