トップリーガーの恋②～おまえの未来にトライする～

「どうしたの？」

「ご実家は、きっと頼れないんですが、澪さんの事を相談出来る人がいます！ちょっと、連絡してきます」

「そう？お願いするわね。もう、勤務も終わる時間だしいつでも帰って大丈夫だから。明日は…。」

澪は明日夜勤だった。
師長が考えていると聞いていた同僚達が、
「私入れます！」「「私も」」と何人もが澪の代わりを申し出てくれる。

みんな、普段から澪に代わってもらったり、お世話になっているので、恩返しがしたいのだ。
師長は、改めて澪の人柄がこの病棟の評判の良さに繋がっている事を実感した。

患者さんからの苦情もない。
他の病棟に比べて揉め事もなく、チームワークも良いと上からも評価されているのだ。