ハロウィンという特別な日に
「強くないよ。ねぇ、タクトお兄ちゃん」

「なんだ?」

「タクトお兄ちゃんはどうして悪魔なの?
生まれながらに悪魔なの?」

「オレ様は・・・」

どうしたことでしょう。

タクトは雅ちゃんに自分の正体について話そうとしましたが、思い出すことができません。

「悪魔・・・」

その言葉に、なにか引っかかりがある。

「っ・・・」

突然、謎の頭痛に襲われるタクト。

「お兄ちゃん! タクトお兄ちゃん!」
   
雅ちゃんの声も微かに聞こえるほどで、頭の痛みはさらに増していき

「・・・・・」

タクトはそのまま意識を失ってしまいました。

「もう一つ、願いがあるの。
それはねー」

雅ちゃんの最後の言葉。

そして、もう一つの願い、それは・・・
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