ハロウィンという特別な日に
「ん・・・」

目を開けると、そこはベッドの上だった。

「朝、か」

俺は気だるそうにしながら、大きな欠伸をした。

「今日は10月30日、10月最後の日か・・・」

ふとスマホの電源を入れると、日付が目に入った。

だけど、あれ?

何か大事なことを忘れている気がする。

「って、大学に遅刻しちまう!
急いで朝飯食わねぇと!!!」

俺は慌てて準備を始めた。

今日もいつもと変わらない日常がはじまる。

☆ ☆ ☆

雅ちゃんのもう一つの願い。

それは、自分の命と引き換えにタクトお兄ちゃんを人間にすること。

そして、タクトお兄ちゃんが自分のことを思い出さないようにと、ハロウィンの日である10月31日をこの世から消してたのです。

もちろん、ハロウィンという行事も消えてしまったのでした。


おしまい
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