ひまわりの中で永遠を……
ええ〜、とショックを受けるマクシムを見て面白くなり、ひなたは笑ってしまった。笑いすぎると不機嫌になってしまうので、「でも、あの時声をかけてもらってなかったらこうして歩いてないよね」とひなたは言う。
ひまわりはロシアの国花なのだとマクシムから教えてもらった。寒い国なのにひまわりなのかとひなたは最初驚いたが、ロシアではひまわりは食用として親しまれているらしい。世界全体の四分の一にあたるひまわり油が生産され、どこに行ってもひまわりの種をおやつとして購入できるそうだ。
「……僕ね、こうやって温かい場所で大切な人とひまわりを見るのが夢だったんだ」
マクシムが立ち止まり、ひなたをジッと見つめる。次の瞬間、ひなたの口に柔らかいものが当たった。ひなたは驚くことなくマクシムと唇を重ねる。人が誰もいないため、何度も何度もキスを交わした。
「僕には家族がいなくて、誕生日もクリスマスもずっと独りだった。そしてロシアは雪がすごくて寒くて、だからひまわりの咲く温かい場所に行きたいって思ったんだ」
ひまわりはロシアの国花なのだとマクシムから教えてもらった。寒い国なのにひまわりなのかとひなたは最初驚いたが、ロシアではひまわりは食用として親しまれているらしい。世界全体の四分の一にあたるひまわり油が生産され、どこに行ってもひまわりの種をおやつとして購入できるそうだ。
「……僕ね、こうやって温かい場所で大切な人とひまわりを見るのが夢だったんだ」
マクシムが立ち止まり、ひなたをジッと見つめる。次の瞬間、ひなたの口に柔らかいものが当たった。ひなたは驚くことなくマクシムと唇を重ねる。人が誰もいないため、何度も何度もキスを交わした。
「僕には家族がいなくて、誕生日もクリスマスもずっと独りだった。そしてロシアは雪がすごくて寒くて、だからひまわりの咲く温かい場所に行きたいって思ったんだ」