夏が終わるその日まで。
空は自由だ
雨上がり、空の下。

傘のビニール越し、目に映る。

雲は黒く濁っていた。

僕の心みたいだった。

あぁ あぁ あぁ

時には、快晴のような。

澄んだ気分に、なりたいな。

なぁ なぁ なぁ

あぁ空は自由だ

ルールなど無い

人はみんな自由を求める。

そのための人生だ。

そうだよな、そうだよ、そうだった。

だったら。

それを求めない。

僕は何なんだ?


        
濁った雲も通りすぎて

太陽が顔を出してきて

僕に光を射していく

それがやけに痛かった

らら らら らら

涙こらえて必死に生きて

ふと考えたんだ

なんでこんなに苦しいのだろう?


あぁ 苦しくなって 泣きたくなって

あぁ ずっと抱えて生きてくんだ


あぁ空は自由だ

自由が1番だって

みんながそういうけれど

僕は何をすれば良いのか

わかんないんだよ

そして泣きたくなるんだ

だったら

太陽ぐらいに眩しく

輝いて生きてこうよ

         『雲と僕』 
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