その瞳に映るのは


けど、それからも二人の様子は変わらなくて俺の方が見て見ぬフリの限界だった。



「いい加減にしたらどうだ?」



思った通り、雅人は俺が中1の雅人と三島を知っていたことを忘れてたいたようだ。




「………わかったよ。」


そう言った雅人の顔は一瞬だけ大人びて見えた。



………幻を見ただけかもな。




有言実行。

その日の夜に電話で理由も言わずに翌朝、早目に来いと言われた。



ヘタレめ。

一人でどうにかしろよガキが。


とは言わなかったが渋々了承した。


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