その瞳に映るのは



「日直ってなんであるんだろうなー?」



教室に戻ってきた宮野くんと一緒に職員室に行ったらクラス皆のノートを渡された。



「宮野くん、やっぱり私も持つよ。」


私は別に封筒4通を手渡された。
名前が書いてある人に渡す封筒。

宮野くんは人数分のノートを持ってるからそれなりに重いはず。


「平気だよ。ってか、三島に持たせたら渡辺と成瀬にどやされるから。それよりさ、なんで三島は落ち込んでんの?」


「……え?」


廊下には多少人がいるくらいだけど宮野くんは声を潜めて聞いてきた。



「昨日、成瀬んちに行って話聞いてたからさ。…成瀬と偶然会ったんだろ?」

「あ……。うん。」



その話か……。




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