その瞳に映るのは


「なんだ。それなら欲しいのあれば言えよ。一緒に買ってきてやるから。」

「ありがとう宮野くん。」


宮野くんとは中1の時に何度か話した事があった。

だから高校でまた普通に話せるようになって少し嬉しかった。

美優ちゃんと仲良くなって、こんな私なんかと普通に接してくれる渡辺くん、宮野くんがいるこの席が本当に離れがたいものになっていた。



美優ちゃんは私のお箸を死守して、
渡辺くんはもう卵焼きを摘んで食べてるけど、この楽しい光景があと1週間で見られなくなるのはやっぱり寂しかった。


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