その瞳に映るのは
その日の昼休み。
別のクラスの高田くんが来て王子くんも加わってうちの班の皆でお昼を食べながら話をしていた。
「思ったより早かったな。」
王子くんに呼び出された高田くん。
「まぁ、わざとそう仕向けたんだけどな。」
悪びれる事も無く言い切る王子くん。
「何なのよっ!わざとってっ!」
王子くんにキレる美優ちゃん。
「…三島さんは四天王と親しいって事をわざと見せつけたってこと?」
静かな口調の猪瀬さん。
「あー、なるほどな。一度に片付けようってとこか?にしても乱暴すぎね?」
何か納得したような宮野くん。