その瞳に映るのは



家に着くと母さんが既に夕飯を用意していた。



頭の中で紗夏が言った話をどうしたらいいのか考えながらさっさと夕飯を食べた。



そして部屋に置いていた紗夏のケーキを食べようと、一度部屋に戻って再びリビングに戻ると呆気なく母さんに見つかった。



「あれ?ケーキ買ってきたの?」



…貰ったなんて言ったら話しが長引きそうだ。



「……俺の分しかないから。」



意地でも俺が食う。

帰ってきてケーキが崩れてないか確認したから箱の中に2つ入ってるのは知ってる。

でもやらん。

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