その瞳に映るのは
「それなら良いだろ?松田。」
「……わかったわよ。もし3人が同じだったら、って条件だけだからね。私と渡辺だけ同じクラスの場合は無効だから。」
「全然OK。最初からそのつもりだし。ってことでよろしくね三島さん。」
呆気に取られた私に、にっこりと笑いかける渡辺くんは難なく約束を取り付けた。
3人が一緒のクラスなんて確率的にあり得ない。
そう思ったから。
「うん。その時はよろしくね」
私も素直に頷いた。