その瞳に映るのは


『高田と三島の接点が気にならないのか?ってことだよ。…お前マジでもう自分が三島の彼氏だと勘違いしてんじゃねぇだろな?』


「接点…?三島の友達が高田の彼女なんだろ?」


昨日、高田がそう言ってた。


『あーもうっ!お前本っ当にこういうことは面倒くせぇ奴だな?
高田の彼女は木下だって言ってんだよっ!』


木下……?


『お前、木下に三島の電話番号聞いたんじゃねぇのかよ?三島の友達に番号聞いたって言ってたろ?』


あの木下?高田の女が?


「それ、早く言えよっ!」


『お前が鈍過ぎるだけだろっ!俺は教えてやってんのに怒鳴られる筋合いねぇだろ!』


「…悪ぃ。…ありがとな。高田に木下のこと聞いてみるわ。」


あの木下なら…。

俺が紗夏の番号聞いたことを覚えてるなら、今井のことを聞けるかもしれない。


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