その瞳に映るのは
……そうか。
やっぱり俺の相棒なだけあるな。
いつも正確なパスを俺に渡してくれる井上だから俺も覚悟を決めた。
「そうだよ。その日会ってたのは三島だよ。」
「えっ!マジで?」
「え?成瀬の彼女なの?」
「おい2年っ!明日から部活が休みだからってダラダラすんじゃねぇぞ。」
声をかけてきたのは3年のキャプテンと副キャプテン。
「成瀬、お前らの話は3年でも話題だぜ?
まぁ、俺らの教室のそばであんなに騒いでたからなぁ?」
副キャプテンは楽しそうに笑いながら声をかけてきた。
「……そりゃどうもスミマセンでした。」
この二人は何かと俺をからかうから厄介だ。