その瞳に映るのは



まさか本当にそんな事が起こるなんて…。



「紗夏ーーーっ!」



突然聞こえた自分の名前に身体がビクッと反応した。

次の瞬間には開いていた教室のドアから飛び込んで来た美優ちゃんが満面の笑みで抱きついてきた。



「また一緒だよーー!良かったー!
ここの先生達、神だよ!また皆んな同じクラスなんて!」

「おはよ、三島。今松田と言ってたんだよ。このクラス激ヤバすぎじゃね?って。」

抱きついてる美優ちゃんの後ろにいた宮野くんが私に声をかけてくれた。


宮野くんも一緒なのは凄く嬉しいかも。

唯一、私が気楽に話せる男子。

その宮野くんの後ろに来た知らない男子がいた。


その男子は側にいた成瀬くんに普通に話しかけていた。


< 28 / 370 >

この作品をシェア

pagetop