その瞳に映るのは
俺のターン2 side 宮野
電話を切った俺はそのままソファに寝転がった。
雅人に愛想尽かして真っ直ぐ帰宅した俺は用意してあった夕飯を食べてからソファに寝転がっていた。
その時に雅人からの電話が鳴った。
無視を決め込んだがすぐ切れてまたかけ直された。
すぐに嫌な予感がした。
予想通りまたすぐに切れた。
中学の時にも同じようにかけてきたことがあった。
その時はあいつが自主的に部活終わりに居残って仲間数人と練習してた。
先生も先輩らもいない状況で仲間が一人倒れた時に俺に電話してきた。
幸い、電話で話している最中にその仲間が起き上がったから事なきを得た。
ようはその緊急時と同じ電話のかけかただったから。
さっきまでの雅人を思い出して苛つきながら電話をとった。
するとすぐに用件を伝えて三島に替わった。