その瞳に映るのは
そんな私を成瀬くんは毎日家に送ると言い出した。
そんな事したら余計に噂される。
そう思ったのに、成瀬くんは私の心配をしてくれた。
また狙われるかもしれないからと。
それが嬉しくて気付いた時にはお礼を言ってた自分がいた。
成瀬くんは私を心配してくれてるのに、私は成瀬くんと一緒にいられる事だけだ嬉しかった。
でも、宮野くんの話になって、私が宮野くんに謝ってないと言ったら成瀬くんが電話してくれた。
電話で宮野くんに謝ったら、成瀬くんの好きな子は分かったか?とからかわれた。
成瀬くんの好きな子。
……それは多分……私。
だから宮野くんは私の話を聞いてくれた。
私のせいで、宮野くんが私を泣かせたと周りから責められたのに。
全ての原因は私のせいだ。