その瞳に映るのは
修学旅行なんて行きたくない。
そんな気持ちで無理やり身体を動かして修学旅行の荷造りをしていた。
その時、スマホが鳴った。
美優ちゃんだった。
慌てて気持ちを切り替えてから電話に出た。
「美優ちゃん?どうしたの?」
ちょうど荷造りしてた事を伝えると運動着はちゃんと私の分も用意してくれたと言ってくれた。
それ以外はお菓子でバッグがパンパンになってるらしい。
スマホの充電器は当日のバッグに入れて、予備バッテリーと延長コードは大きい荷物に詰めたと言ってた。
延長コードが気になって聞いたら、コンセントが少ないと充電出来ないからとタコ足配線用だと言った。
タコ足以外にも部活の先輩に教えてもらったらしい情報を聞いてるうちに私も修学旅行が楽しみになっていた。
そのうち、班行動で行く予定の場所の話になった。