その瞳に映るのは
「運動着の犯人が4人の誰に執着してるかわからないだろ?
またいつか何かされるかもしれない状況だからな。
王子が言った通り、三島が特定の男と付き合ったほうが被害は少ないんだよ。」
そうだ。
私は成瀬くんの事しか考えてなかったけど、今は状況が普通ではなかったんだ…。
宮野くんは本当にいつも周りをよく見てる人だと思った。
だからこそ私は無意識に宮野くんを信頼してたのかも。
だからこそ。
「うん。うまく言えるかわからないけど、早目に頑張ってみる。」
決心した。
出来るなら早目に。
今日の帰りに……頑張ってみる!