その瞳に映るのは


それに気付いた瞬間、無性に腹が立った。



噂なんて最初からなかった。



クラスのごく一部の女子だけがそのデマを知っていた。


その話を三島でなく、誰が言い出したかもすぐに分かった。



自惚れるつもりは無いが、今まで女子から告白された事は何度もあった。

だから、他の奴らが言うように俺が三島に声をかけてたから、俺の近くにいた三島を排除したかったんだと分かった。






でも、気付くのが遅すぎた。



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