その瞳に映るのは





浮足立った気分がしっかりと地面に着いた。



いつもの時間に家を出て自転車で片道12分の距離をひた走る。




自宅から高校までの途中にある中学校。


歩道には懐かしい中学校の制服の子がちらほら歩いてる。

いつもの見慣れた光景のはずなのにいつもと違うように見えるのは私の心境のせいだ。



制服姿の女の子を見ては、記憶の隅に追いやっていた中学時代を思い出していた。





いつの間にか好きになっていた頃の事。




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