その瞳に映るのは
だから。
「宮野くんって格好いいね。さらっとエスコート出来るなんて女の子の扱いに慣れてるくらいモテるってことでしょ?」
ちょっとだけ反撃してみた。
「………うさぎに蹴られた気分。
三島にそんな嫌味言われるとは思わなかったっ。
俺の場合はモテないから少しでも女の子とスキンシップをして女の子に触れたい……というか…あー…。」
「宮野くんってそういう人だったんだ?
ちょっとショックかも。」
そう言ってはみたが、宮野くんがいてくれて良かった。
自然と肩の荷が下りたように、気持ちが少し軽くなった。