ボーダーライン。Neo【上】
「マジで!? おめでとうっ!!」
シン、と静まり返った部屋に、己の声が跳ね返る。
自分でも意外と大きな声を出していた事に、若干恥ずかしくなった。
『お、おう。ありがとう。それでな? 仲間内で何かお祝いしようって話になって。丸ちゃんと大輝がどうせなら人数集めようとか言い出して』
「へぇ」
挙げられた名を聞いて、それがかつて、彼と特別仲良くしていた、丸橋と大西だと理解する。
『時期も時期だし。忘年会みたいなノリでさ、高校ん時の二年二組で集まってクラス会しようって言ってて』
「それに俺も?」
『ああ。
と言っても、流石に檜は忙しいと思うから俺は無理だって言ったんだけど、奈々がな? どうしても会いたいからって聞かなくて』
『ひどーい、勇介。自分だって会いたいって言ってたクセにぃー』
奈々が突っ込み、内田は、うるさい、と焦る。彼らの様子が目に浮かび、僕は自然と頬を緩めた。
「俺も。内田と奈々に会いたいよ」
え、と二人から驚きの声が上がる。
「って言うか、クラス会。忘年会のノリって事は年末だよな? いつ??」
『え、ああ。まだはっきりとは日にち決まって無くて』
「そうなんだ?」
『おう』
シン、と静まり返った部屋に、己の声が跳ね返る。
自分でも意外と大きな声を出していた事に、若干恥ずかしくなった。
『お、おう。ありがとう。それでな? 仲間内で何かお祝いしようって話になって。丸ちゃんと大輝がどうせなら人数集めようとか言い出して』
「へぇ」
挙げられた名を聞いて、それがかつて、彼と特別仲良くしていた、丸橋と大西だと理解する。
『時期も時期だし。忘年会みたいなノリでさ、高校ん時の二年二組で集まってクラス会しようって言ってて』
「それに俺も?」
『ああ。
と言っても、流石に檜は忙しいと思うから俺は無理だって言ったんだけど、奈々がな? どうしても会いたいからって聞かなくて』
『ひどーい、勇介。自分だって会いたいって言ってたクセにぃー』
奈々が突っ込み、内田は、うるさい、と焦る。彼らの様子が目に浮かび、僕は自然と頬を緩めた。
「俺も。内田と奈々に会いたいよ」
え、と二人から驚きの声が上がる。
「って言うか、クラス会。忘年会のノリって事は年末だよな? いつ??」
『え、ああ。まだはっきりとは日にち決まって無くて』
「そうなんだ?」
『おう』