陰陽師の狂愛の鎖
この時、ふと感じてしまった違和感に気付いていれば、あんな悲劇はきっと起こらなかったんだ。
守ってあげる、そう黒鉄くんに言われた日から彼とはよく関わるようになった。
「この式神を本田さんにつけておくよ。そうすればどんなに遠くにいても本田さんに機嫌が迫れば教えてくれるんだ」
守ってもらうことになったその日、黒鉄くんから可愛らしい犬の式神をもらった。ちなみに、式神は霊感の強い人にしか見えない。
「可愛い!ありがとう!」
私が笑うと黒鉄くんは頬を赤く染める。そして、「家に来たらもっと色んな式神がいるよ」と言ってくれたので、家にお邪魔することも多くなった。
黒鉄くんは人とあまり関わらないらしい。だから、大学内で私と話しているところを見られて「付き合ってるの!?」なんて騒がれたりもした。でも、私は他に好きな人がいるから黒鉄くんのことはただの友達としか見てない。
守ってあげる、そう黒鉄くんに言われた日から彼とはよく関わるようになった。
「この式神を本田さんにつけておくよ。そうすればどんなに遠くにいても本田さんに機嫌が迫れば教えてくれるんだ」
守ってもらうことになったその日、黒鉄くんから可愛らしい犬の式神をもらった。ちなみに、式神は霊感の強い人にしか見えない。
「可愛い!ありがとう!」
私が笑うと黒鉄くんは頬を赤く染める。そして、「家に来たらもっと色んな式神がいるよ」と言ってくれたので、家にお邪魔することも多くなった。
黒鉄くんは人とあまり関わらないらしい。だから、大学内で私と話しているところを見られて「付き合ってるの!?」なんて騒がれたりもした。でも、私は他に好きな人がいるから黒鉄くんのことはただの友達としか見てない。