monochrome

「俺は、紫ノ宮。
 天咲ちゃんの好きに呼んでくれたらいいよ」
天咲「…どうして私の名前を知ってるんですか?」
「それも、後でちゃんと詳しく話すね。
 あとここでの生活は、敬語禁止なの。
 分かった?」

今度はしっかり首を縦に振ってくれる。
ありがとうと言って少しだけ強く手を握った。
残酷な真実を受け止める前の、束の間の休み時間。
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