monochrome

Sora Side

紫ノ宮と名乗る男に部屋を案内され、やって来たのは大きなダイニングルーム。
そこには8人の男がいた。
今はちょうど夕食の準備が整ったところらしい。
大きな食卓を囲む椅子は10脚あり、私の分まで準備してあった。
会ったばかりの男たちはみんなスーツをまとっており、
それぞれ自分のカラーと思われるネクタイを付けていた。
紫ノ宮という男は紫。
料理を作っている男は赤。
高身長でモデルのような男は黒。
皆よりも若いであろう、顔の整った男は白。
すると、後ろから青が話しかけてきた。

青「そこ天咲の席だぞ、座んなよ」

とりあえず、腰掛けてみる。
どうして皆、私の名前を?

赤の作った料理をみんなで食べた。
< 4 / 134 >

この作品をシェア

pagetop