monochrome
「やめてよ、」
勢いで、話に割って入ってしまった。
「僕達のこと、大好きなんでしょ?
この暮らしがずっと続けばいいのにって、思ってたんでしょ?
じゃあ何で死んじゃうなんて言うの…」
天咲「死ぬと言ってる訳じゃなくて、私はお父さんとお母さんの代わりにあいつを殺すの」
違う、仇なんて僕達が討つから、僕達と一緒に生きて欲しい。
ただそれだけなんだ。
赤「何があっても守る。約束するから」
「…、!」
待って、天咲。
なんて馬鹿なことを考えてるの…。
天咲「…それでも、私の意思は変わらない。
私はもう覚悟できてる。」
だめ、言わないで。
天咲「もし、この件に首を突っ込むつもりなら…」
天咲、お願い。