monochrome

そして3日後、アンセム社の代表の悪事が世に公表された。
代表は自殺、社長は行方不明だが、
社長のつけていたネクタイが海に浮いていたことから、社長も海へ身を投げたとみて捜査が進んでいるらしい。

天咲「よかった、無事に終わって」
紫「天咲いなくなった時マジで焦ったわ」
天咲「ごめんごめん」
緑「でもようやくこれで1歩前進したね」
黄「あ、てかずっと気になってたんだけどさ。
天咲ってペンダントつけてなくない?」
「ペンダント?」
黄「ほら、大事なマイクロチップが入ってるペンダント。あれってどこにしまってあんの?」
天咲「あー、実は今は別のところにマイクロチップをしまってて…」
緑「え?どこなの?肌身離さず持ってないといけないんでしょ?」
天咲「えっと、実は………
左のブラのパットの中に…」

左のブラのパット…?

緑・黄・紫「えーーーー!!!!!!」
黄「お前どんなとこに入れてんだよ、!」
天咲「だって、でもその方がバレないかなって」

確かに驚きではあるが、何かが引っかかる。

紫「今すぐ変えろその場所!」
天咲「えーでもなんか心臓のそばにあるしいいかなって」
「あ!!!!」
緑「どうした拓実まで」
「あの時左胸なんか硬ぇなと思ったら、チップのせいか!!!」
黄「あ?まさかお前、触ったのか?」
「違う違う、抱きしめた時になんか硬いから…
緑「なんで抱きしめたの!?え、何どういうこと?」
「やべぇ俺地雷踏んだ?」

天咲のマイクロチップ問題で3人と一悶着あったけど、天咲の初陣は敵の首を討ち取る勝利となった。
< 78 / 134 >

この作品をシェア

pagetop