姫になった娘と一緒に守られているワケあり元妃は、女子高生
2年前
2年前
神楽の倉庫にいたのは、ボロボロになった佐々木樹梨の姿と
無実の罪を着せられた璃和。
ただ、璃和に何もなければ、何を言われても
何をされてもいいと思っていた。
でも、この日は違ったのだ。
「お前が、俺達に隠れて、姫である樹梨を傷つけてたんだろうが!」
ここ最近は、あたしよりも、樹梨を信じ始めていた幹部たち
どうせ、あたしが何を言っても無駄なのだろう。
「あたしが、学校にいないことにも気づかないの?」
「なんだと?」
「同じクラスなのに、それすら見えてないの?龍(リュウ)」
「知らねぇな。お前が来てないとしても
隠れて樹梨にこの傷を負わせることは可能だろうが」
「!?」
ここまで、馬鹿なの?
「あたしが、やってないと言っても?」
「そんな嘘。誰が信じるか!」
星哉?
これが嘘だというの?