姫になった娘と一緒に守られているワケあり元妃は、女子高生

「そういう決まりだろうが。それが出来ないなら
この女を追い出せ」

「そ、それは」

「出来ねぇとは言わせねぇ。
次会ったとき、どっちも出来てなかったら
その時は、俺達がお前たちをつぶしに来る。
この女がいても、いなくてもだ」

「第一、お前のような女が、璃和をこんな女扱いしていい女じゃねぇ」

「!?」

玲央君があたしを隠すように立ったのは
樹梨が一歩前に出てきたからだ。

「女。璃和に何をする気だ」

「え?」

「それとも、今すぐに潰してやろうか?
神楽も、女。お前の家も」

「!?」

玲央君?

「俺たちが何も知らねぇとでも思ってるのか?」

「それは・・・」

何も言わない星哉たちと玲央君に言われて怯んだ樹梨。

「お前ら覚えておけよ?
俺達の”姫”傷つけた代償は大きいぞ」

「・・・っ」
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