姫になった娘と一緒に守られているワケあり元妃は、女子高生
「は?」
「お前、俺達の家に居たっけ・・・?」
あんた達、気づいてないの・・・?
「そういや。酒井の家に何回も行ってるけど
お前と会った記憶ねぇんだけど」
「俺たちが早々にお前たちに会わせるつもりはねぇし」
「会わせるわけがねぇだろ?」
「な・・・何でだよ!?」
「俺たちは言っていたよな?2年前から
”自分たちの傘下をちゃんとしろ”と
”裏切られた女がいる”とも」
「あ、あぁ」
「なのに、お前たちは、俺達の言葉も無視をして
今のこの現状まで、あの時のままだった。
それなのに、璃和に合わせるとでも思ったか?クソガキども」
「「・・・」」
「現に璃和も言ったろ?俺たちが見に行くまで
2年前のまま、幹部は変わってない。璃和は裏切り者のまま。
ただ違うのは、妃の地位にあの女がいたっていう事だけだ」
「それは・・・」
「お前たちが招いたことだろうが」
「玲央君。大丈夫」
あたしには、姫奈も、玲央君や愁君たちがいてくれる。
「だが」
「今の子たちが現役を見て憧れを抱くと言うのなら
あたしは愁君たち10代目を見るし、憧れるわ」
「お前が俺たちに憧れてどうする」
「確かにな」