姫になった娘と一緒に守られているワケあり元妃は、女子高生

放課後


学校が終わって、いつも通り、出ようとしたとき

「なんでいるの」

「諒芽から頼まれてるんだよ」

諒芽・・・?
って誰?

「お前と、ガキを連れて来いってな」

「逃げると思ったんだ?」

「なっ」

「残念だけど、あたしは行くと言ったら、行くわよ。
よほどの反対がない限りは」

「よほどの反対?」

あまり関心のないような顔をしている目の前の男2人

「じゃ、姫奈を迎えに行かなくちゃいけないから」

2人の目の前を通り過ぎると、後ろからついてくる男たち

愁君。ごめん。紅蓮と関わることになってくるかもしれない
あの時、もう、紅蓮ともかかわらないって決めてたのに

紅蓮の人間が、1度かかわりを持ったら
手に入れるまで諦めないって言いうのをあたしは過去に知っている。

だからこそ、あたしは裏切られたときに
神楽にも、紅蓮も、現役は信じないって決めたのに

「すみませーん」

保育園について姫奈を受け取ると
入り口にいた男たちをみて

「あれぇ?れーくんたちじゃない」

「麗君たちのがよかった?」

「だって、このおにーちゃんたち、おかおがこあいよ?」

「ぷっ」

男どもは姫奈の言うことに噴出したようで

「姫奈。このおっかない顔のお兄ちゃんたちが
あたしたちに用事があるんだって」

「よーじぃ?」
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