姫になった娘と一緒に守られているワケあり元妃は、女子高生
「紅蓮の妃にでも、姫にでも、なってやるわ」
「璃和」
玲央君・・・
「いつでも、頼って来い。俺は、お前の味方だ。
どこにいても駆けつけてやる」
「ありがとう」
「兄貴。ずりーぞ!」
「残念だったな」
「雨宮。正式に紅蓮妃になってくれ。あのガキも姫にする。
神楽や10代目とは違う。俺たちは俺たちのやり方で、お前を守って見せる」
「分かった。その代わり、姫奈を泣かせないでよ」
「あぁ」
愁君たちと一緒に、下に降りると、一緒に駆け回って遊んでいる姫奈の姿
「姫奈」
玲央君の声に反応してか、こっちに一目散に走ってくる姫奈の姿
「れおくん!」
「おー。遊んでもらったかー?」
「うんったのしかったよ!」
一緒に遊んでいてくれた人たちの方を見て
「ありあとーございました」
イカツイ男どもの顔が緩んでいるのを見ると
姫奈は、この人たちにも、人見知りをしなかったのだろう
「ママー。きょーはねぇ」
「姫奈。大事な、お話があるの」
「おはなしー?」