姫になった娘と一緒に守られているワケあり元妃は、女子高生
マンション

「そういや。お前ってどこに住んでるの?」


あぁ。そう言えば言ってなかったか

「雨宮藤マンション」

『『「!?」』』

「そうか」

驚かないのね。この男

「雨宮藤って有名だぞ!?なんで、そんな所にお前が」

「なんでって言われても・・・」

「あたしの実家の家計だもの」

「ふーん」

信じてなさそうね。

「あんた達くらいよ。このマンションの名前を言って
何も言わないのは」

「いや。驚いていますよ?正直に」

ふーん

「ですが、あなたが、燐や颯のお兄さんである玲央さんや麗さん。
ましてや10代目幹部たちと一緒に居る方が驚きなのですよ。
あの時も、今も」

「そう」

「では1つ質問を宜しいですか」

「どうぞ?堪えられる範囲であれば」

「由依さんの言っていた、泣かせたら潰すと言うのはどういう意味ですか」

あぁ。そう言う質問か

「じゃあ、こちらが質問を返すわ。
由依ちゃんの今の名字は新庄だけど、旧姓はなんでしょうか」

「旧姓・・・ですか」

「そう。旧姓」
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